第1回 世界との関わり方~world&I~
開催概要
主催 :IVSA-J
実施日 :2012年3月3日 14:00 ~20:30
会場 :麻布大学学部棟7階会議室 、麻布大学校内カフェテリア
参加者 :獣医学生他 計76名
講師 :徳本 一義 先生 、安田晃士先生、宮本陽子先生、松井匠作先生
日本 ヒルズ ・コルゲート株式会社によるセミナー
ヒルズ社の徳本先生による ”尿石分析サービス・症尿石の疫学的考察”の講義。
尿石の再発防止ためヒルズ分析サービスについて解説。
その定量分析結果から尿石のミネラル組成の割合での発見や、イヌ・ネコ、小型・大型での違いなど、資料を元に教科書とは異なる様な尿石の実際を学ぶ機会となりました。
世界の ”Health”を守る獣医師
現在ハーバド大学医部病理専攻の安田晃士先生による講義。
先生のキャリアパスに現在のPublicHealthについての課題をWHO 西太平洋フィリピンオフィスとラオスでのイ ンターシップのご経験を絡めての興味深いお話でした。
さらに、『世界必要と れる人材なためは…?』とのタイトルで視野を広げること・あきらめないこと・全力で・人のためになることをするのだと提示 して下さりました。
留学のススメ
アメリカでの獣医師免許を獲得された宮本陽子先生の講義。
『留学のススメ』と題して、留学のポイントや種類 、必要事項 (TOEFLや奨学金制度)だけでなく、入学してからの注意点まで幅広くレクチャーして下さりました。
日本の獣医学生感じる海外留に対す壁が払拭される内容でした。先生のお話で、留学は案外身近なものなのだと実感できました。
グローカリゼション (glocalization) ― 獣医療
元ヒルズ社の松井匠作先生講義。
主としてアメリカによるグローバル化の波の中で、その圧力に対するローカル化の圧力。その狭間で生まれたのが、例えばテリヤキバーガー。身近でわかりやすい例を挙げ、交渉能力がいかに今のフラット化する世界で必要とされるかを解き、次のパ ネルディスカッションに向けコミュニケーションをどうとればいいのかロールプレイングをしました。
パネルディスカッション
ご講演された4名の先生方が前に座り、参加者からの質問に答え先生同士も対話して頂きました。先生方はどの質問に対しても熱心にお応え下さり、予定時間をオーバーしてしまうほど盛り上がました。
内容はバイタリティーあふれる先生方に、日頃誰しも感じでろうモチベーション の維持についてなど。留学関しだけではなく、将来や今の自分たちへアドバイスを求める質問もありました。
懇親会
大学内カフェテリアで先生方を交えての懇親会開催しました。
参加者は50 名ほどでした。
終始先生方の周りには人だかりがいて、食事を楽しみながら講演会中に聞けなかったことを各々質問し、充実した時間を過ごせました。