被災動物とVMATについての講演会
今回、私たちIVSA-J局 IP部門がお送りするイベントは【被災動物】をテーマにした講演会とワークショップです!
熊本震災が発生して間もなく、【災害派遣獣医療チーム(VMAT)】というチームが福岡から被災地に出動されていたことをご存じでしょうか。
VMATとは?
獣医師や動物看護士など4~5名で構成され、大規模災害の際に動物救護のために専門的訓練を受けた機動性の高い獣医療チームです。
この組織を設立された先生をはじめ、被災動物に関する活動をされている先生方のお話を聞けるチャンスを今春、みなさんにお届けします!
地震大国、日本に暮らしている以上、災害から逃れることは困難です。そんな環境にいる私たちができることは、実際に震災が起きたときのための準備です。
今回のイベントを機会に私たちには今何ができるのか、将来どのようにすればいいのかを考えてみませんか?
イベント詳細
◎日程
「VMATをつくってみよう」
【日時】3月24日(金)10:00〜15:30
【講演者】
船津敏弘先生(福岡県獣医師会理事、福岡VMAT設立者)
太田快作先生(ハナ動物病院医長)
「震災と動物、いまわたしたちにできること」
【日時】3月25日(土)12:30〜16:00
【講演者】
平井潤子先生(特定非営利活動法人アイナス代表)
◎会場
日本獣医生命科学大学 又は麻布大学
◎参加費
1日につきJAVS会員は500円
非会員は600円
講演者情報
船津敏弘 先生
1957年北九州市生まれ
1980年3月 鳥取大学農学部獣医学科卒業
1982年12月 行橋市にて「ふなつ動物病院」開院
2009年5月〜2012年4月 過剰繁殖問題対策委員会 委員長
2011年11月〜現在 災害時動物救護対策委員会 副委員長
中間市のハーレー動物病院で35年間にわたり小動物臨床に従事し、2016年1月より行橋市で動物環境科学研究所を設立。人獣共通感染症や犬猫の過剰繁殖問題、災害時における動物救護対策などについての研究とともに講演活動も行っている。熊本地震に際しては福岡県獣医師会VMATチームとして救援活動に従事し、現在は大分県九重町で熊本地震ペット救援センターの副センター長として被災動物の救護にも当たっている。
太田快作
1979年 10月28日生まれ
2006年 北里大学獣医畜産学科卒業
2006~2011年 神奈川、東京、埼玉で研修医、勤務医として小動物臨床に関わる
2011年 東京杉並区にハナ動物病院 開業
学生時代より動物愛護活動に携わる。
平井潤子 先生
1960年6月13日生まれ。日本獣医生命科学大学 応用生命科学部 動物科学科を卒業。2002年に 人と動物の防災を考える市民ネットワーク「アナイス」を設立し、以後緊急災害における動物の救援に力を注ぐ。また動物愛護に関する様々な役員を歴任し、海外の動物福祉・動物保護施設の調査にも尽力している。
役職
特定非営利活動法人アナイス 理事長
公益社団法人東京獣医師会 事務局長